本気でつらい!タイでソムタムプーパラー(蟹入りソムタム)を食べて食中毒に見舞われた話 ~その4~

南国のタイで熱い風呂を欲する!まさに極限状態!

下痢との死闘は滞在三日目の夜になっても続いていました。

水分の摂取と放出を繰り返し過ぎ、体内のバランスが崩れたのでしょうか?急に寒気が襲ってきました。そういえば以前、飲み過ぎて吐きまくった時も急な寒気に襲われたことを思い出しました。きっと体内になければならない何かが失われかけていたのでしょう。

寒気に耐え切れなくなった筆者は、這いつくばりながら浴槽に熱めのお湯を溜め始めました。待ち切れず、まだ半分も溜まっていない浴槽に入り込みました。浴槽内に横になり、いち早く全身がお湯に浸かれる格好になりました。徐々にお湯が溜まってゆき、顔以外、首元まですっぽりと熱い湯に浸かりました。

どちらかと言うと筆者は熱い風呂は好みませんがこの日ばかりは、ここ南国タイで熱い湯船に浸からなければならない状況でした。

風呂から上がると、水を口に含み、すぐにベッドに横になりました。

夜中の奇襲でまさかのパンツまでもが犠牲に・・・!

夜中も何度かトイレで目が覚めました。どうやら寝ているうちに不用意にオナラをしてしまったようで履いていたパンツが一枚やられました。これ以上の犠牲者を出してはならぬという思いに駆られ、それからはパンツを履かないという作戦を取りました。

何じゃこりゃ!!! ソムタム?!カニ?!食中毒?!

やがて四日目の朝を迎えました。

夜中のトイレもあり、うまく寝付けませんでした。もうかれこれ18時間程、トイレ、水分補給、寝る、を繰り返しています。

ホテルの朝食も食べずに過ごしました。

昨日と比べて、僅かながらにトイレの間隔が空いてきたので、少しだけですがスマホを見ることが出来るようになりました。そして改めて自分が今なぜこのような症状になっているのかを思い返してみることにしました。

明らかに飲み過ぎとは違う下痢の症状。完全に食あたりの症状だ。。。パッタイ、ソムタム、スムージー、枝豆、屋台の麺。水道水なんかはもちろん飲んでないし。どれも普段のタイで口にしているものばかりだ……ん?カニか?

そう思い、スマホで『ソムタム カニ』と調べてみるととんでもない事実を目の当たりすることになりました。

まず『ソムタム カニ』と入力しただけで予測検索で『ソムタム カニ 寄生虫』と出てきます。

更に検索を続けると、

・絶対食べてはいけない

・緊急入院

・ソムタムプーパラーで食中毒

などと出てきました。

よくよく調べてみると、自分が食べたソムタムには、そこらへんで取れた生のサワガニが入っていて、時には現地タイ人も食あたりを起こす危険な食べ物、その名もソムタムプーパラーであることに初めて気づきました。

ソムタムプーパラーには沢ガニのエキスがたっぷり!

ちょ、ちょっと待て!だが自分はカニは食べていない。吐き出して皿の隅に追いやったはずだ!なのになぜ?

ソムタムの作り方は青パパイヤ、いんげん、トマト、ナッツなどの具材と調味料をすり鉢に入れ、すり鉢内を棒で叩きながら混ぜ合わせて作ります。すり鉢内にサワガニが入れられ、棒で叩き混ぜられながら出来上がったのがソムタムプーパラーと言う訳です。例えカニは食べなかったとは言え、サワガニのエキスはソムタム全体に染み込んでいます。

更に調べを進めてみると生のカニ自体、食べるべきではないようです。タイでは昔から受け継がれてきた食文化のようですが、本来は生のカニは絶対ダメです。

カニを食べずして筆者のこの症状です。あの時無理やりカニの足を呑み込んでいたりしたら病院送りになっていたかもしれません。考えただけで身震いします。

食中毒には薬を服用するしかない!バンコク中心部には至る所に薬局が!

下痢の原因を突き止めたら次は薬の調達です。事タイの食あたりに関しては自然治癒で治るようなものではありません。しかも今日は滞在最終日、明日は日本に帰らなければなりません。トイレも自由に行けないでしょう。

食あたりの薬についてもいろいろネットで調べてみると以下の情報を得る事が出来ました。

①街中の薬局で購入できる(100バーツ以下で購入可)

②ただの下痢ではなく、食あたりで下痢していることを伝える

③日本の薬より数倍の効力がある

 

①街中の薬局で購入できる(100バーツ以下で購入可)

健康でいたときは気にもしませんでしたが、バンコク市内には薬局が至る所にあります。

店頭にPharmacyと書かれているので分かりやすいと思います。

 

②ただの下痢ではなく、食あたりで下痢していることを伝える

下痢は英語でdiarrheaということが分かりました。ソムタムを食べたことも伝えると良いようです。

 

③日本の薬より数倍の効力がある

タイと日本では薬に対する規定の違いから、日本の数倍の効力がある薬をタイでは販売できるようです。過度な服用をすると便が止まってしまうみたいです

決死の覚悟で薬の調達へ!

ホテルから一番近い薬局の場所を調べてみると、徒歩5分の位置にあります。往復で10分。更に店頭での薬のやり取りを入れて計15分と見積もりました。昨日の昼ご飯でショッピングモールから戻って以来、ホテルからは一歩も外に出ていません。

いくらトイレの間隔が空いてきたといっても、15分もの長い間トイレの自由が利かない危険な環境に晒されることに一抹の不安を感じます。そうは言っても薬を飲まなければ何も解決されません。

この先15分間の分も余計にトイレで踏ん張った筆者は意を決し、薬局へと歩みを進めました。決して焦らず、走らず、呼吸を整えながら。

どうにかこうにか薬局に辿り着いた筆者は、片方の手でお腹を摩り、もう片方の手でお腹を指さして、店の人にこう伝えました。

I have diarrhea. I ate somtam.(下痢しているんだ。ソムタム食っちまったんだよ。)

すんなり伝わったようです。

店の人は2種類の薬を棚から取り出しました。抗生物質が1種類、急激に便を抑える薬が1種類のようです。何やら用法用量などを説明しているようですが上手く聞き取れませんでした。それでも安心です。パッケージにしっかりと英語で用法用量が記載されていました。

Thank you. 店の人にお礼を告げて薬局を後にし、ホテルに戻りました。

そして効力数倍と言われる薬を服用しました。

水とケツ拭きペーパーを買い求めて、キンキンに冷えたコンビニへ!

次なる試練が筆者を襲います。ミネラルウォーターが残り僅か。さらにペーパーも残り僅かになっていました。通常であれば外出中に部屋の掃除を頼めば、ミネラルウォーターと必要に応じてペーパーが補充されます。

しかし昨日は外に出たのが昼食時だけ。そして今日も長時間の外出は見込めません。フロントに言えば、水とペーパーくらい貰えたのでしょうが何だか気が進みませんでした。

ならば買いに行くしかありません。それに昨日の昼に天丼を食べて以来、丸一日食べ物を口にしていません。自分のお腹を見るとペチャンコになっています。でも相変わらずケツからの尿は続いています。

今一度トイレでひと踏ん張りを済ませて、徒歩3分の最寄りのコンビニまで向かいます。タイのコンビニ内はキンキンに冷えています。普段は暑がりの筆者であり、ヒンヤリしたコンビニは快適に感じますが、今は事情が違います。

この凍えるような空間に長く居ようものなら、体が異常を察知し、ケツからはとんでもない化け物が飛び出すに違いありません。

買うべき物をいち早く見定めた筆者は、トイレットペーパー二重構造お尻にやさしい柔らかタイプx2ロール(←勝手に命名しました)、ミネラルウォーター500ml x2、ツナパン、ヨーグルトを素早く購入し、早々にホテルへ引き揚げました。

とにかく何か口にしなければと思い、パンとヨーグルトを食べた後、二度目の薬を服用しました。

タイに来てまでケツメイシのDVD観賞をするとは・・・。

筆者が泊まっているホテルには、珍しく全室にDVDデッキが設置されていました。定宿にしていたこともあり、このデッキの存在には以前から気づいていました。そして今回は本当にたまたまですが、日本からDVDを持ってきていました。ケツメイシのLIVE DVDです。まさかこんな症状になりながらDVD観賞するとは思ってもいませんでした。

観賞を初めて30分も経たないうちにまた気分が悪くなってきました。体調が優れないときに映像を目で追い続けることは体には負担なのでしょうか。DVD鑑賞も止め、横になり目を閉じました。

目を覚ましたとき、外は夕暮れを迎えていました。

そして三度目の薬を服用しました。

続く・・・。

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